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Microsoft Excel 入門 「休日を加味して開始日と所要日数から終了日を計算する」

Microsoft Excel

プロジェクトのスケジュール管理では、開始日と所要日数から終了日を正確に算出することが重要です。しかし、土日や祝日を考慮せずに単純な日数計算を行うと、実際の納期とずれが生じる可能性があります。

Microsoft Excelの「WORKDAY関数」や「NETWORKDAYS関数」を活用すれば、休日を考慮した正確な終了日を計算できます。本記事では、それらの関数を使用したプロジェクト管理の方法を詳しく解説します。


Excelを使った休日考慮の終了日計算

Excelには、開始日と所要日数を入力するだけで、土日や指定した休日を除いた終了日を自動的に計算する関数があります。以下の2つの関数を理解することで、正確なスケジュール管理が可能になります。

  • WORKDAY関数:開始日と所要営業日数を指定し、休日を考慮した終了日を計算。
  • NETWORKDAYS関数:開始日から終了日までの営業日数を計算。
WORKDAY関数の使い方

構文

=WORKDAY(開始日, 所要日数, 休日リスト)
  • 開始日:プロジェクトの開始日を指定。
  • 所要日数:営業日ベースでの所要日数を指定。
  • 休日リスト:祝日や特定の休日をリスト化し、関数に適用。
実例

例えば、開始日が2024年4月1日、所要日数が10日、指定した休日が4月3日・4月10日である場合、以下の数式を使用します。

=WORKDAY(A2, B2, D2:D3)
  • A2:開始日(例:2024/4/1)
  • B2:所要日数(例:10)
  • D2:D3:祝日リスト(例:4/3, 4/10)

この式を入力すると、土日や指定した休日を考慮した終了日が計算されます。

NETWORKDAYS関数の活用

構文

=NETWORKDAYS(開始日, 終了日, 休日リスト)

この関数を使うと、開始日と終了日の間に含まれる営業日数を算出できます。たとえば、プロジェクトの開始日が2024年4月1日、終了日が4月15日である場合、以下の式で営業日数を計算できます。

=NETWORKDAYS(A2, B2, D2:D3)
  • A2:開始日(例:2024/4/1)
  • B2:終了日(例:2024/4/15)
  • D2:D3:休日リスト

この数式により、土日や祝日を除いた実働日数が求められます。


注意点

  1. 土日以外の休業日を正しく設定する
    • WORKDAY関数やNETWORKDAYS関数では、デフォルトで土日を休日と見なします。
    • 企業ごとに異なる休日(年末年始休暇や特定の祝日)がある場合は、明示的にリスト化する必要があります。
  2. 所要日数の数え方に注意
    • WORKDAY関数の「所要日数」は営業日数を指すため、単純なカレンダー日数とは異なります。
    • 例えば、4月1日から10営業日後の終了日は4月15日(土日・祝日を除く)になります。
  3. 国や地域による休日の違いを考慮する
    • 日本の祝日と海外の祝日が異なるため、グローバルプロジェクトの場合は適用する休日リストを明確にする必要があります。

結論

Excelの「WORKDAY関数」や「NETWORKDAYS関数」を活用すれば、土日や指定した休日を考慮したプロジェクトのスケジュール管理が簡単に行えます。

プロジェクト管理の精度を高めるためには、正確な開始日と休日リストを設定することが重要です。これにより、現実的な納期設定が可能となり、業務の効率化につながります。

Excelのスケジュール管理機能を活用して、よりスマートなプロジェクト計画を立てましょう!

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