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Microsoft Excel 入門 「作成した名簿の住所を自動で入力させる」

Microsoft Excel

名簿を作成する際、同じ住所を何度も入力するのは手間がかかります。 「一度入力した住所を簡単に再利用できたらいいのに…」と思ったことはありませんか? Excelには、データの自動入力や検索機能を活用して、住所の入力を効率化する方法があります。 本記事では、郵便局が配布しているCSVファイルを利用し、名簿に住所を自動入力させる方法を詳しく解説します。

解説

1. 郵便局配布の住所データを利用する

日本郵便は全国の郵便番号と住所データをCSVファイルで提供しています。このデータを活用することで、郵便番号を入力すると自動的に住所を取得できます。

  • 手順
    1. 日本郵便の公式サイトから「全国一括」または「都道府県別」のCSVファイルをダウンロードする。
    2. ExcelでCSVファイルを開き、住所データを管理しやすい形に整える。
    3. 新しいシート(例:「住所マスタ」)にコピーして保存する。

2. VLOOKUP関数で住所を自動入力

住所データを「住所マスタ」シートに保存し、名簿の郵便番号を基にVLOOKUP関数を利用して住所を自動入力できます。

  • 設定方法
    1. 郵便局CSVの1列目(郵便番号)と2列目(住所)を確認。
    2. 名簿シートの郵便番号セルに、以下のVLOOKUP関数を入力。
  • =VLOOKUP(A2, 住所マスタ!A:B, 2, FALSE)
    • A2 … 検索する郵便番号
    • 住所マスタ!A:B … 住所データの範囲
    • 2 … 2列目(住所)のデータを取得
    • FALSE … 完全一致で検索

3. XLOOKUP関数を活用する(Excel 2019以降)

VLOOKUPの代わりに、より柔軟なXLOOKUP関数を使用すると、検索方向が自由になり、より正確なデータ取得が可能になります。

  • =XLOOKUP(A2, 住所マスタ!A:A, 住所マスタ!B:B)
    • A2 … 検索する郵便番号
    • 住所マスタ!A:A … 検索範囲(郵便番号)
    • 住所マスタ!B:B … 取得するデータ範囲(住所)

4. フラッシュフィル機能を活用する

フラッシュフィルは、パターンを認識して自動的にデータを補完する機能です。

  • 使い方
    1. 1つのセルに正しい住所を入力。
    2. [データ] タブ → [フラッシュフィル] をクリック。
    3. 同じパターンの住所が一括で入力される。

注意点

  1. 住所マスタの更新を忘れずに
    • 郵便番号や住所データは変更されることがあるため、日本郵便のサイトから最新のCSVを定期的にダウンロードし、更新する。
    • 古いデータを使用すると、正しく住所が取得できない可能性がある。
  2. データ形式に注意
    • 郵便局のCSVファイルは文字コードが「Shift-JIS」の場合があるため、Excelで開いた際に文字化けすることがある。
    • 文字化けを防ぐには、「UTF-8」に変換するか、適切な方法でインポートする。
  3. 郵便番号の入力ミスに注意
    • 郵便番号の入力ミスがあると、正しい住所が取得できない。
    • データ検証機能を利用して、郵便番号の桁数(7桁)をチェックする仕組みを導入すると良い。

結論

ExcelのVLOOKUPやXLOOKUP関数を活用し、日本郵便のCSVデータを利用することで、名簿の住所入力を効率化できます。 特に、郵便番号を入力するだけで住所が自動的に補完されるため、作業時間を大幅に削減し、入力ミスも防ぐことが可能です。

定期的なデータ更新を行いながら、これらの機能を活用し、正確で効率的な名簿管理を実現しましょう!

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